もう長い間、妻とギクシャクしていて、まともに会話が出来ていない。
こんな仮面夫婦生活を続けるくらいな離婚した方がいいのかな。
子供も大きくなってきたし、タイミング的にはいい気がするけど。
ただ、自分の場合浮気とかがあったわけでもないし、やり直したい。
こんにちは、ゆうじです。
夫婦と言えど元は他人ですから、結婚当初は仲が良かったのに、様々な理由で仮面夫婦に
なってしまっている家庭って少なくないのです。
今回は、仮面夫婦の状態に陥ってるケース別で、離婚した方が良いか、しない方がいいか解説していきます。
よく子供が大きくなった時がタイミング、子供がいないならきっかけとしていいという答えがありますが、
これは完全に間違ってます。
この記事を読み終わるころには、仮面夫婦の方がどのようにして離婚を選ぶべきかが分かります。
仮面夫婦の方へ 日本の夫婦の離婚事情
離婚するかどうかを考える前に、まず、日本全体の離婚事情について見てみましょう。
1度の過ちが原因になっていた場合や、過ちはなくても日々の生活での不満が積もっていた場合など、
離婚を決める要因は様々です。
「3組に1組は離婚する」は違う!?
よく「3組に1組は離婚する」と言われますね。
- 隣の○○さん離婚したらしいよ
- 〇〇君のお母さん離婚したらしいよ
- ○○先生、別居中だって!
こんな声を耳にすることも多いことでしょう。
お隣さんと、お隣さんと、我が家。自分たちが離婚するのは確率的にあり得るんじゃ?
そんな風に思ったりしますよね。でも、ちょっと待ってください。
「3組に1組に離婚する」という根拠の数値は、その年の婚姻件数に対し、離婚件数が何件だったかを比較しているだけで、一概に「身近にいる夫婦のうちの3組に1組が離婚している」という意味ではないようです。
少子化が進む日本で、婚姻件数自体が減るのは当然ですよね。
離婚している夫婦の数が例年通りでも、婚姻した夫婦の数が減ったら離婚率は上がります。
小さな子供がいると離婚しない?
社会保障・人口問題研究所の2021年の「親権を行わなければならない子をもつ夫妻別離婚数」の統計によると、
離婚をする際に、親権に関して考慮する必要のあった夫婦数は以下の通りでした。
なんか難しいな・・・・
はい、ちょっと難しいですよね~。
簡単に説明すると、離婚をした夫婦のうち、約4割が子供なし、6割が子供がいる夫婦でした。
世の中、親権を争うような小さなお子さんを持っていながら離婚に踏み切った夫婦って、案外多いんです。
子供が小さいうちは、このまま仮面夫婦を続けるしかないか。
子供が巣立っても仮面夫婦のままだったら、離婚したらいいか。
こんな風に、「子供がいるから」という理由だけで、仮面夫婦のままいる時代ではなくなってきているのですよね。
子供いるなしとは関係なく、自分にとって離婚した方がいいか・離婚しない方がいいかを次の章で解説しますね。
子供がいるいない関係なく離婚した方がいい仮面夫婦
子供がいるから離婚しない、いないなら離婚するという考えは古いです。
離婚した方がいい仮面夫婦の条件に当てはまっているかどうかが、チェックポイントになります。
対等に話し合う事が出来ないケース
会話の前に人格を否定されたり、尊重してくれる気配がない状況です。
- あなたは、▼▼なんだから、余計なことを言わないで
- 私のやり方にとやかく言わないで、あなたの意見なんか聞きたくない
- あんたと話しているとむかつく。離婚しないであげるから、私の言うことだけ聞いていればいいの。
どれだけ、仮面夫婦の状態を解消したくても、話し合いが出来なければ、溝が埋まることはありません。
こういった「モラハラ」は夫婦間であっても許される行為ではありません。
もし仮面夫婦のまま結婚生活を続けたくないと思っているのであれば、離婚を検討してもよいでしょう。
ひどい不倫をされたケース
頭では理解してるし、許したい。だけど、二人きりになると不倫された事が頭にチラついてしまい、
今までのように接することができない。
裏切られた傷が癒えるのがいつになるのか、自分でも分からなく、辛いものですよね。
ただ不倫をされた場合でも、再構築することは不可能ではないです。
もちろん、一度裏切られた傷が癒えるのはいつになるかは自分でも分からないですが、ひどい不倫・不倫
によって対応を変える必要があるということを覚えておいてください。
1度の不倫なら再構築出来ているケースも多いです。
※もちろんあなたがやり直したいと思う場合ですが・・・。
タイミング、きっかけ次第で修復可能な仮面夫婦
実は大抵のケースはこちらになります。
突然ですが、こんな会話はありませんか?
夫:今日会社でさ、おもしろいことがあって
妻:・・・・
夫:ねえ、聞いてる?
妻:あなたとは、子供の前以外では話したくないの。話しかけないで。
夫:・・・え。
妻:私、あなたの会社のことなんて知らないし、興味もないし。
夫:・・・・・・・・。
このように、自分は会話したいのに、パートナーが会話をしてくれない場合もあります。
こういった場合、どれだけ日常会話をしようとしても、聞いてもらえないことが多いです。
では、どうしたら良いか?
これに尽きます。
仮面夫婦状態を維持していても解決にはならないので、一度話し合うことが重要なのです。
ただ、勘違いしてはいけないのは、上の会話例のように「ただ根気よく話しかける」のと、「話し合いをする」のは別です。
話し合いで解決できる夫婦とは
仮面夫婦になってしまった原因はさまざまですが、まず夫婦関係を修復させるために必要なことは話し合いです。
- 意見が合わず、すぐに喧嘩になる
- 暴言を吐かれた(言った方はそれに気づいていない)
- 大きな喧嘩をした後からぎこちなくなった
- 相手から愛情を感じなくなった
こういった点が思い当たる場合、パートナーとよく話し合うと、案外あっさり解決することもあります。
逆に、自分の気持ちを伝え、相手の気持ちを聞くような日常的な会話が普段できない仮面夫婦が、
このまま話し合いを行わないとどうなるでしょう?
日常会話ができなくなっていくことで、何を考えているか、何を感じているか、自分のことをどう思っているか、
どんどん分からなくなってしまいます。
日常会話ができるようになるためには、しっかり向き合って、わだかまりを無くしましょう。
話し合いの場を作るための切り出し方
話し方が分からないんだけど・・・
そうは言っても、仮面夫婦になってしまう程会話がない、または成り立たない日常で
話しかけるのは勇気がいります。
ちゃんと◯◯(妻)と話したいんだ。
今日仕事から帰ってきてから時間もらえる?
大体、◯時くらいになると思う。
このように、自分がしっかり会話をしたいと言うことを伝え、先に会話するための予約をしましょう。
気軽に話せる関係ではなくなってしまったからこそ、事前に心の準備をしてもらうこともポイントです。
これでは、何を話そうとしているのか、言われた側は気になります。そして、あまり良い関係じゃないとお互いが思っているような相手からの呼び出しって、多くの人は「できれば避けたい」って感じてしまいます。
もちろん、「お前」とパートナーを見下すような威圧的な呼び方も絶対にいけません。
話の始め方
思い当たるような喧嘩をしていた場合、このように切り出してみましょう。
もし、思い当たる原因が何もなければ、2行目の部分からでも大丈夫です。
前の喧嘩のことだけど、まだ気になることがあるなら教えて欲しい。
このまま会話がない夫婦でいるのは辛いからさ。
俺の嫌だった所とか、悪かった所、ちゃんと受け止めるから、正直に言って欲しい。
もちろん、文末などは自分の性格に合わせますがこの通りに言えば大丈夫です!
- 思い当たる節があれば、それに関しての聞きたいことをピンポイントで指摘する。
⇨ざっくりの確認では、どの時の話をしているのか理解できません。 - 聞きたい理由は、「このままでは自分が辛く悲しく思うから」という自分の気持ちを伝える。
⇨なぜ話を切り出したかの意図を先に伝えると、相手も話しやすくなります。 - ある程度、相手の言いたいことを予想して先に言う事で、相手の言葉を引き出しやすくする。
⇨「夫も自覚がありそうだから言ってもいいかもしれない」、「全然私の気持ちに気付いてくれてないから言わないと分からないな」どちらの反応をされても、会話の切り札になります。
そして、話し合いを行う為には、パートナーの意見を聞き、まずは意見を肯定する事が大切です。
なぜパートナーの意見を聞きたいのか、攻める為ではなくこれからの夫婦関係を改善するためであることも念頭に置いて話しましょう。
もし、喧嘩の後、何となくそっけない態度を取られていた場合は、言わないが不満に思うことがあるということです。
× 「言わない」選択をしたのは、「怒っていない」から
〇 「もうあなたには期待しない」「言うだけ喧嘩になるから疲れる」と見放されてから
ここの解釈を間違えないようにしてください。
そんなパートナーに対し、喧嘩を売るような聞き方をすると逆効果です。
相手の受け取り方を想像し、あくまで秘められた言葉を丁寧にすくい上げるように聞きましょう。
話を聞けた後の会話の続け方
◯◯(妻)がそう思ってたとは思わなかった。
嫌な思いをさせてたことに気づかなくてごめん。
これからは、「ー具体的な改善の方法や目標ー」するようにする。
◯◯(妻)もこれからは不満があったら、言って欲しい。
今まで言われるまで気づけなかったことを謝りましょう。
そして、そのパートナーからの不満に対して、自分がやれそうな事を考え、伝えます。
いきなりできなくても、少しずつ変わろうとしている姿勢がパートナーに伝わる事が大切です。
仮面夫婦になっている場合、パートナーの思いを正直に聞いたとしたら、きっと自分に対する不満や愚痴につながります。
自分に対する文句をつけられたら、言い返したくなる気持ちは分かりますが、グッと我慢です。
相手を責める前に、自分が変わる努力をしましょう。
歩み寄る姿勢を持つことで、パートナーも接し方を改めてくれるきっかけになる可能性があります。
仮面夫婦の方が離婚を決断する前にすべきこと
では、ご紹介した方法での話し合いがうまくいかず、やっぱり仮面夫婦の状態から改善
できなかったら離婚したら良いのでしょうか?
仮面夫婦でいながら離婚していないということは、仮面夫婦のままでいることに
少なからずメリットを感じているからです。
実際、仮面夫婦のまま離婚をしない選択をした夫婦の考え方の一例をご紹介します。
仮面夫婦でいることに実害がないケース
- (子供がいる場合)親権を巡った争いを避けられる
- 生活が安定する
- 面倒な離婚手続きをする必要がない
- 世間体が気になり、婚姻関係でいるほうが都合がよい
- 同居人と捉えれば、特に害はない場合
オシドリ夫婦より、仮面夫婦の方がいいといった考え方の人はほとんどいないでしょう。
しかし、離婚する際の財産分与をしたり、独身になってやりたいことが明確でない場合、
わざわざ離婚をする必要はないと考える人も多いです。
子供と一緒に暮らしたいケース
子供がいる、いないで離婚を考えるより、話し合いをまずするようにお伝えしました。
しかし、話し合いができなかった場合、仮面夫婦を続けるか、離婚をするかの選択になります。
養育費を支払うだけの生活なんて嫌だ。
愛する我が子と、月に数回しか面会ができないなんて、耐えられない。
こういったことから、離婚をしないけれど、仮面夫婦を続ける選択をする方も多いです。
子供も自分の方に懐いているし、妻が不倫してるんだから、親権は取れるはず。
このように考え、離婚を検討することもあるでしょう。
しかし、夫が未成年の子供の親権と取れる確率は、1割程度です。
離婚を口に出すと、パートナーもその気になって、取り返しがつかなくなることがあります。
仮面夫婦の場合離婚するべきか? 子供のタイミングで判断はNGです まとめ
仮面夫婦を継続している際に、離婚の判断の仕方について解説しました。
子供の進学のタイミング、きっかけなどで判断は間違いということに気づけたかと思います。
今回の記事のポイント
今回の記事のポイントをおさらいしますと、下記のとおりです。
「仮面夫婦」として、関係の修復に努めるか、 別れを念頭に新しい人生設計を立てるかは、
仮面夫婦のケースによるのですよね。。
離婚よりまずは修復をしたいと考えるのであれば、話し合いが必要です。
離婚をするための行動を取る前に、まず仮面夫婦の状態からの話の仕方を参考に、パートナーと会話をしてみてください。
すぐにできる行動リスト
- 3つのステップに基づいて話し合ってみる
- パートナーがどちらのタイプなのか確認する
- ゆうじのメルマガを登録して、夫婦関係構築のコツを学ぶ
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